今回は偏差値40台の高校から塾に行かず独学のみで約10年ぶりに旧帝大に受かった僕が、
九州大学二次試験数学の傾向と対策についてご紹介したいと思います!!
また、二次試験は、数学で決まると言っても過言ではないほど、数学ができれば力になります。とりわけ頑張っていきましょう。
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全体の傾向
数学は
時間制限 150分
大問 五問
数三の内容を中心にして幅広く出題され、各大問ごとに小問がいくつか割り振られている
ことが多いです。
誘導にうまく乗れるかがポイント。
難易度は標準なことが多いが、その分合格点も高い。阪大などの数学と対照的だといえます。
各大門の傾向
九大数学は、大問ごとにベースが決まっているのでしょうか?
続いては、各大問の傾向について見てみましょう。
- 問一 微積
- 問二 図形系(ベクトルも含める)
- 問三 数列や整数
- 問四 確率
- 問五 複素数平面
これが近年の傾向です。一般的に言われているのが、「九大数学は、後の大問に行くにつれてだんだん難しくなる。」ということです。
ちなみに2018年度はがらりと変わったわけなので、これはあくまでひとつの目安として知っといておいてくださいね。
よく出る分野
よく出る分野を挙げておきます。
- 数Ⅲの微分・積分、複素数平面、(極限)
- 数Ⅱの数列、(三角関数)
- 数Bのベクトル
- 数A の確率
2018年度から察するに、他の分野もきちんと漏れがないように対策しておくべき。
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解く順番や配分、注意!
では、自分が解いていた順番や時間配分、気をつけていたことを少し紹介していきますね。
↓以下の自己分析から、、、
- 計算ミスが大きなネックだからこまめに検算を行うべきだ。
- 先に問題を一度見て、しばらくしてから後から解くほうがアイデアのひらめき率が高い。
というわけで、以下のように解くことにしました。
- 名前を書く
- (1)を全部解けるやつはときます。このとき(2)も読んでおきます。(30分未満)
- 2周目は(1)の復習と(2)を解く。このとき、解けない(2)は飛ばす。(60分経っている。)
- 3周目は(2)を復習しつつ(3)を解く。または解けなかった(2)を解く。(4と5で残り90分を使用↓)
- 4周目は(3)の見直し。
さらに、各大問(3)の一番最後の変形計算の変形でほっとしてしまってミスることが多々あったので、気をつける。
手を動かさずに悩んでも点には全く繋がらないと意識して手を動かす。
という感じですね。
点数の目安
これはほんとに難しいので、予備校や学校でもなかなか具体的には答えれないようです。
だけど受験生にとっては知りたすぎて禿げそうなくらい大切な疑問なのも事実。
というわけで、自分の目安を示しておきます。(年により難易度は変わるので気をつけて)
- 2問は完答
- 1~2問はテクニックで部分点を稼ぐ。
- 残りの1~2問は難易度が高いので、何か書いておく。
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アドバイス!!
- 九大の問題は、実験で解くという問題も多いです。
すなわち、力技の面もあります。より良い方法を考えるよりも手を動かした方が良いことも多々あるのです。
面倒でも手を休めずに実験していくことが大事だと言えますね。
(「整数の組」や「複素数平面」で特にこの傾向が顕著だと言えます。) - ひらめきで解くというよりは(1)、(2)を利用して(3)を解く、誘導形式の問題が多いので、(1)、(2)から問題の意図を知る訓練を普段の勉強や過去問演習の時にするとよいです。
たまに(1)、(2)を利用しない方が楽に解ける(3)もあります。注意してくださいね。
(そういった問題は、悪問だとクレームをたたかれてしまうことも多いので、今後はあまり出ないかも。) - (1)ができてなくても(2)が解けることも多々ありますが、
そのときは逆に(1)が後から解けるわけです。 - 簡単な問題を探して解くことが大事。
なぜなら大問1~5まで配点は全て50点で一定で、より簡単な問題を落とさない方がコスパが良いのです。 - 九大数学は、「例外の値」や、「場合分け」といったものに必ず重点を置いていきます。
例えば X =0のとき、分母=0のときなどを見落としやすいので、そういったところにしっかり気を配ってください。 - グラフや図でといた方が楽な場合も多いです。
- 計算量が多いので、計算力が大切になってきます。
- 答えはめっちゃ変な数になることも多いのでそこら辺は気をつけておきましょう。
- 複素数平面のコツは、問題で与えられた条件文を式での条件に変えていく作業をすると良いです。
ライバルと差をつけるテクニック集!
これはあまり根拠のないものも多いため、あまり信じないようにしてください。あくまで参考程度に知っておいたらいいと思います。
- (3)まで着手した問題はしっかりと最後まで解ききるといいです。完答が一問でも多い方が印象が良いそうなので。完答は、微積と確率が狙い目なことが多いです。
- めっちゃ難しい問題には多くの人がほとんど手をつけていません。そこで、何とか手をつけて(答えの道筋として間違ってなけれ)ば、普通よりも多く点がもらえる可能性もあるそうです。
ですので、空白にするくらいなら何か書いとくべき。 - 年にもよりますが、数学は医学科を除けばだいたい二完と部分点を取れればOKと言われていますので、三問完答を目指すと良いでしょう。
- 九大は増減表とグラフの概形を省くと減点になる可能性があります。
というのも、いくつかの予備校の九大模試ではそこが書いてないと減点対象でしたから。 - また、二次数学のテクニックといったものもあります。↓
部分点を稼ぎやすい答案の書き方
実験は問題用紙ではなく、解答用紙の隅で行いできるだけ残しておく。
途中でミスに気付いた場合、消しゴムで消すのではなく、斜線や×をして残しておく。
複数の解法で迷った場合、並列して書いておく。
数式だけでなく、出来る限り日本語で説明をしておく。
時間内に計算が終わりそうにない場合、答えまでの流れを日本語で記述しておく。
(1)が証明問題で、(2)がその結果を利用する問題の場合、(1)が出来ていなくても(1)の結果を用いて(2)を記述しておく。
高校範囲外の知識でも正しく使えているなら大きな減点はされない。
同値記号「⇔」は、できる限り使わない。
(理由:大学では、特に同値性を明確にしたい場合にのみ使用する記号であり、この記号があると採点官の評価が厳しくなりがちである。さらには、同値でないのに同値記号を使ってしまう人が多く、この場合は最悪。)
リスクを避け、普通に式を並べておけばよい。
例:x2-x=0 x(x-1)=0 よってx=0,1
などなど、、、(受験の月より一部抜粋)
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以下にリンクを貼っておくのでぜひ見てみてくださいね。
大学入試数学の採点基準/受験の月
http://examist.jp/mathematics/math-exam/general/scoring-system/
大学入試 記述試験用答案作成テクニック
http://examist.jp/category/mathematics/math-exam/kijyutu-touan/
いかがでしたか?今回は九大数学の傾向と対策についてご紹介しました。少しでも皆さんの力になったら嬉しいです。
皆さん、、頑張ってくださいね!!ほんとに応援しています!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!! ↓こちらも参考にしてみてください!↓
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